朝銀、私たちの取り組み

朝銀西信用組合は一緒に一歩踏み出していただける。

株式会社SION

代表取締役

原 三郎

昭和50年8月23日生まれ

滋賀県

http://www.4on.co.jp/

株式会社SION

代表取締役

原 三郎

昭和50年8月23日生まれ

滋賀県

http://www.4on.co.jp/

「森のレンガ」など環境商品の大ヒットにより成長著しい株式会社SION 代表取締役 原三郎さんにお話を伺いました。(株式会社SIONPLUS 代表取締役 梅田太成さんもご同席)

現在お二人の取り組まれている
事業についてお聞かせください。

【写真左】
株式会社SIONPLUS
代表取締役 梅田太成
昭和52年1月18日生まれ

「株式会社SION」は私たちがつくる環境商品の研究開発を担当、「株式会社SIONPLUS」はその技術を用い商品を製造し販売する会社となります。

商品開発の由来についてですが、間伐材を取ってきて木材の柱をつくったりする際、その工程で柱以外のところは全て処分されます。
それを未利用材というのですが、その未利用材を100%有効利用するために考えたのが、処分される木をチップ化→チップ化したものを2次加工で成形→成形したものを「森のレンガ」として商品化する。
この商品は屋外で使える舗装材やブロック関連などに使ってもらえるような商品です。

今まではだいたい屋内で使ってもらうような商品が多かったのですが、屋外用商品として木を利用した製品は私たちが全国でも初の取り組みとなります。

ただ、それを加工するだけじゃなく加工して成形する形でブロックを作るんですけど、屋外に置くと紫外線や雨などにより、伸縮しますからボロボロになっていきます。

もともと「株式会社SION」の原点は、この木自体の固形物を液状化させる技術=触媒技術なのです。
液状化したものを「高分子ポリマー」といいますが、それをもう一度生成し直し、今のブロックと二次加工(成形)するための「接着剤」として使うということです。

「100%木材で成形されている」というのが大きな特徴です。これを私たちはちょうど10年前の2007年に製造を始めました。
現状、おかげさまで反響が非常に大きく、2016年には「鉄腕ダッシュ」というテレビ番組で取り上げていただきました。予想以上に反響が大きくなりすぎて生産が全く追いつかない状態となり非常に嬉しい悲鳴ではございます。

私ども「株式会社SION」のもともとの趣旨は開発会社です。製造会社ではない。あくまでも「開発」と「製造」というものを分けていこうじゃないかと。
そこで梅田社長と出会い「株式会社SIONPLUS」という会社を立ち上げました。そこは製造メインの会社にしようということで一緒にタッグを組んだというのが経緯となります。

それが2016年?

はい。2016年にいろいろと協議をさせていただきました。会社設立は2017年8月です。

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「森のレンガ」の納品先は?

メインは公共工事などとなります。各都道府県がメインになります。ですから役所さんからのご注文が7割~8割を占めます。
しかし発注自体はゼネコンさんがしていただけるんですが、それ以前に設計事務所様のほうでデザイン設計段階にて弊社の商品を選定していただくというのが現状です。

実際使われる場所っていうのは?

舗装材ブロックとしては歩道など、例えば学校でグラウンド廻りを敷き詰めたり。また屋外用商品だけではありませんので、室内では会議室の床材などフローリング材というようなものも提供しています。様々な場面でご利用いただいております。

機能性についてお聞かせ願います。

屋外用商品と室内用商品は機能的な部分は分かれています。屋外用商品は、歩道などで利用した場合、「照り返しがない部分です」。コンクリートやアスファルトは照り返しがすごくあります。

たとえば小学校低学年の背丈でいうと例えば110~130㎝、大人は150~180㎝などとして体感温度や実温度が全く変わります。

よって外気温が35度の場合、子供さん体感温度は37度~38度以上(アスファルト上では)になるんです。お子様の熱中症の予防対策になるなど、屋外ではそれが一番の特徴かと思われます。

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学校や公園など要望増加の傾向でしょうか?

はい。学校関係はかなり多いです。
また屋内用商品ですが、基本的に木材であり湿気を吸着する素材ですので、その機能性を最大限活用するために床材に使っていただくなどもひとつの特徴となります。
また「地産地消」という形で地元の木を使って商品化をし、それを地元で使っていただくということができる部分もこの商品の特徴ではあります。

そんな中、梅田さんと「シオンプラス」を設立、今後の展開は?

先程も申し上げたように、公共工事での製品需要が7割~8割、ある程度の日程を組まれた中で提供するということになります。
木材を使う製造は結構アナログなので、受注生産がほとんどなんです。受注生産のため民間さんの電話一本で「来週納品お願いします」「3日後納期!」などの発注にお応えできないんです。

なかなか商品を出荷できないところを今後はもっと対応していきたい。そういう中、工場を大きくしようということになりました。

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お二人の出会いはどのような形で?

会社のほうでお世話になっていた税理士さんにご紹介いただきました。それから個人的にいろいろお話する中で意気投合しました。
それこそ育った年代が近いというのも。そして私の技術にももちろん共感していただきましたし私の考え方にも共感していただけました。
これからやっていく中で、今現在私が42(歳)なので、60(歳)、70(歳)の方と一緒に組んでもね・・と

やはり同世代っていう部分では考え方ももちろん似ていますけれども、やはりこれから10年~20年一緒に成長できる。
その可能性というのはお互いに認めながらできるんじゃないかと感じまして、一緒に事業を推進しようということになりました。

梅田さんへご質問です。
起業家から見た朝銀西信用組合はどのような存在でしょうか?

朝銀西信用組合様には、起業の0→1のフェーズにおいて親身になって相談に乗っていただきました。
メガバンクさんなどになると、2から3は融資はあるかもしれない。信用組合様に関してはスタートからリスクを汲み取り、一緒に一歩踏み出していただけるという、そのような覚悟を持ってらっしゃいますし本当に頼りになる存在です。
ほかの金融機関では取り合ってもくれず、話も聞いてくれないこともたくさんありました。

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今後のビジョンについてお聞かせください。

はい。まず日本国内は人口の減少もありますし、日本の森林は国土の66%を占めますが、木を使うにもまず職人がいない。ですから木を伐採する人が不足している。木材を使うこのような製造事業であったり、また開発を進めることによって木材をもっと使っていただけるようになれば、そこに新たな産業が生まれることを目的に、「地産地消材」という形で推進したいと考えています。

そして海外ですが、海外(ヨーロッパ以外)はまだ木材の加工や利用の技術などが盛んではありません。特に東南アジアでは「燃やすだけ」というのが主流です。それが環境汚染につながる。

私たちのこの技術というのは二酸化炭素を出さなくて木材を固形化するものです。要するに二酸化炭素を固形化することによりCo2の削減に貢献できる技術です。これをアジアに向けて発信することにより、社会貢献に寄与したいと考えています。

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