|
|
組合員の皆様におかれましては、ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
平成17年度の日本経済は、企業収益の改善と設備投資の増加、個人消費の緩やかな増加や雇用情勢に改善の広がりが見られるなど景気は総じて回復に転じたものの、その回復度合いは業種間、企業間、企業規模、あるいは地域間で格差が大きく、とりわけ地域経済の基盤を支える信用組合の主たる取引先である中小零細企業者の業況は依然として厳しい状況におかれています。
金融分野においては、日本銀行の量的緩和政策により超低金利が継続する中、金融機関全体としての預金は堅調に推移し、貸出金においても民間企業の設備投資の増加などを反映した資金需要の緩やかな回復傾向により増加に転じました。
また、ペイオフ全面解禁に加え「金融再生プログラム」の諸施策の推進と景気の回復基調が相まって金融システム全体として長年取組んできた諸問題が解決に向かい保険窓販の拡充や銀行代理店制度の見通しが行われるなど金融機関経営の自由度は大幅に高まりつつあります。
このような環境の下、当組合は協同組織金融機関の基本理念である相互扶助の精神に基づき、組合員各位からの組合経営に対する信認を確実なものにするため、経営の健全性の維持・確保を最重点とし、地域に密着した営業活動を積極的に展開してまいりました。
当組合では、今年度≪ウィズ・ユーキャンペーン≫(With You あなたと共に)を展開し、組合事業の基盤拡大を目的とした役職員による積極的な訪問活動と渉外セールス及び窓口セールスの強化推進によって主力商品≪スーパープレミアムU≫をはじめとした小口中口定期預金の増強に成果を収めることができました。
平成17年2月より開始したインターネット・モバイルバンキングサービスについても取引先へ浸透され加入者が989先まで順調に増加し、組合員の利便性向上が一層図られました。
融資におきましてもリテール融資推進計画を策定し研修、トレーニなどの積極的な実施による融資渉外の育成と強化に取組んだ結果、リテール部門での融資は年間776件、金額3,263百万円の成果を収めることができました。
各地域の営業店では、組合員のニーズに応じたスポーツ、文化、感謝デーなどのイベントを幅広く企画し組合員の皆様に親しまれる組合づくりにも積極的に取組み組合事業を大衆的な運動へと転換することができました。
結果、預金積金期末残高は40億57百万円増加し、1,109億3百万円となり、貸出金期末残高は、10億68百万円増加し、925億27百万円となりました。また、収支面におきましては厳格な資産査定に基づく適正な引当によって個別引当金を繰入れる事となりましたが、経費の削減を計画的に行った結果、税引前当期純利益3億81百万円を確保し、当期純利益1億75百万円を計上することができました。
これにより、健全経営性の最重点項目である自己資本比率は、0.38%上昇し6.12%となり、健全性の基準値を堅持し、又、諸比率についても良好な水準を確保することができました。
今後、さらに厳しい経済・金融経営環境が予想されますが、将来を見据えた明確な経営戦略によって経営基盤の拡大と収益性向上を一層図るべく経営の健全性の維持・確保に努めるとともに顧客(組合員)からの信認・評価・支援を得られる組合づくりを心掛け≪間柄重視≫の地域密着型金融機関を目指し、全役職員が一丸となって尽力する所存であります。
|
朝銀西信用組合 理事長 李 善行 |
|